信号機のない交差点における直進車と右折車の事故は基本的に30:70、横断歩道以外の場所における歩行者の横断と直進車による事故は基本的に20:80など、裁判例の集積等により、事故態様の類型に応じて、過失割合はおおむね定数化されています。そのため、加害者側の保険会社の担当者も、そのような定数化された基準によって、過失割合を主張するのが通常です。
 しかし、同一類型の事故であっても、夜間か昼間か、幹線道路か生活道路か、速度違反があったか否かなどの種々の修正要素がありますので、被害者は、それらを検討して自己に有利な主張をしてゆく必要があります。
 そして、過失割合は、最終的には、裁判で決まるものなのですが、相互が裁判の結果を予測しつつ、一定の譲歩をして過失割合を決めて示談していくことが多いです。