後遺障害等級は、重い方より1級から14級まであり、等級に応じて、慰謝料の金額の基準や労働能力喪失による賠償金の基準が定められています。そして、後遺障害「非該当」であれば、そのような慰謝料や賠償金は受領できなくなってしまいます。従って、交通事故の後遺症に苦しむ被害者にとって、後遺障害認定がどうなるかは、とても重大な関心事です。
 ところで、後遺障害等級は、自賠責調査事務所が一次的に認定します。しかし、被害者が、その認定に不服でれば、異議申立てができ、等級認定を覆すことができますし、また、裁判によって、自賠責調査事務所の認定と違う認定がなされる場合もあります。
 当事務所担当案件でも、異議申立てによって、非該当事案が11級7号(脊柱変形)となった事案や、14級認定が11級5号(難聴)となった事案等がありました。
 ただし、異議申立てや裁判によるより、当初の申請において、適正な後遺障害認定を受けるに越したことはありません。ですので、当初の後遺障害診断書を書いてもらう段階で、適正な後遺障害認定がなされるよう、主治医の先生と十分な打ち合わせをする必要があります。